姪っ子

2歳になる姪っ子がいます。
クリスマスにプレゼントしたリュックを、「アン・パン・マーン」と言って何故か背負い投げの要領で背負います。リュックが空中を舞います。
可愛いです。

この5年くらいずっと「下を育てろ」「第二のおまえを育てろ」と言われ続けて、そのたびに「いや*1、人って自ら育とうとしなきゃ育たないでしょ?」「私を二人作ってどうするの」と心の底で思ってきました。
ゆえに、私が育てたと自信をもって言える人は誰もいません。私を見て育ったという人はいると信じたいです。

組織を任されるというのにこれじゃいかんなぁと思うわけです。
未だにどうすればよいのか悩んでいるので、このテーマはAfter*2に続くのですが、私が折に触れて思い出す言葉をいつでも思い出せるように書き残します。


一つは入社して間もないころ、部長が課長代理に怒鳴り散らしていた*3時に出てきた言葉。
「おまえ、部下が自分の子どもでもそういう対応するんか!!!」

もう一つはキャリアリーダーとして新人育成を任されたときに研修で人事の人から言われた言葉。
「みんなこれまで大切に育てられた人たちなので、大切に育ててあげてください」

この二つの言葉を思い出すと、なぜか胸が熱くなって涙目になってしまうのです。
2歳の姪っ子はもちろん一人では生きていけません。
これからもいっぱいいっぱい色んな人に迷惑をかけ、育てられていくのでしょう。
十分なオトナの私は、これまで色んな人から育ててもらったことを返していかないといけない、そう思うのです。

みんな誰かに大切に育てられてきた、そして、誰かを大切に育てられる人なのだから。

*1:口癖

*2:Beforeのカテゴリはライン職になる前に考えたこと

*3:今はパワハラ厳禁です。